本・雑誌
【本・雑誌】漱石に秋骨 江戸っ子英語教師の負けん気
漱石の傍に秋骨がいた
著 者 江上 信行(えがみ のぶゆき)
制作・発売 熊日出版
体 裁 新書判、234ページ
商品コード : pb-20210506-001 |
価格 : 1,100円(税込) |
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説明
内容
明治から昭和の時代にかけて活躍した玉名出身の英文学者、評論家である戸川秋骨。島崎藤村、樋口一葉、馬場孤蝶など幅広い交友関係があった中で、著者が夏目漱石と秋骨の関係に焦点を当て、膨大な漱石資料、秋骨が書いた漱石に関する資料などを土台にして描いた小説である。以下、著者はじめにから抜粋。
明治3年に熊本県玉名郡岩崎村の高瀬藩邸で生まれた戸川明三(秋骨)は明治10年に家族と共に東京へ移り住み、両親の故郷で生活を送ることになる。
戸川明三が明治21年に叔母横井玉子の勧めで明治学院に入学。同級には島崎藤村もいて親交も深かった。雑誌『文學界』の創刊にあたっても同人であり、号数を重ねる途中、島崎藤村が戸川明三に雅号を秋骨と付けた。
夏目漱石と秋骨の関係は一般的にあまり取り沙汰されていない。二人の関係は、師弟のような深いものはなく、友人でもなく、只の顔見知りで、関連人物の一人に置かれているようである。だが、残されている文献等を合わせ見れば、二人は案外と近かったことが想像されて来る。その事を考えてみた。
膨大な漱石資料から秋骨との関係部分の一部、秋骨が書いた漱石に関係する論文、その他、貴重な文献や資料などを土台として小説の形として描いた。
あくまで想像の部分の表現方法は粗雑であり、著者の思い入れであるが、基本は逸脱させていない。
詳細情報
著 者 :江上 信行(えがみ のぶゆき)
体 裁 :新書判、234ページ
出版年月日:2021年5月6日
定 価 :1,100円(本体1,000円+税10%)
I S B N :978-4-908313-71-4 C0221
制作・発売:熊日出版